第4話「いよいよ危険水域に入った安倍政権」

5月23日、防衛省制服組トップの河野統合幕僚長が、安倍総理が提案する憲法改正に賛同する意思を示した。
これ自体が、自衛隊法及び国家公務員法違反となるが、先日の安倍総理の年内自民党案提示指示と合わせ、いよいよ事態は危険水域に入ったと言える。

つまり、安倍総理が提案する憲法改正に賛同するグループは、安倍総理も含めて、単に自分達の想いを遂げることのみを目的化しており、国民の最大幸福とは何の関係もない。
だから、国会議員の数や影響力がある人物のアナウンスメント効果を頼りに、強引に押し切ろうとしている訳である。

今、我々国民は、安倍総理の子供じみた議論に付き合って、単に賛成反対ではなく、国の将来を大局感をもって考えなければいけない。
そういう意味で参考にすべきは、やはりより客観的な外からの意見である。

青木理氏は「日本会議の正体」の中で、いくつか海外メディアの報道を紹介している。

イギリス「エコノミスト」2015年6月6日
「日本会議」は、日本の最も強力なロビー団体のひとつとして、国粋主義的かつ歴史修正的な目標を掲げている。西洋の植民地主義から東アジアを解放した日本を讃え、再軍備をし、左翼の教師に洗脳された生徒に愛国心を植え付け、戦前の古き良き時代のように天皇を敬う。

イギリス「ガーディアン」2014年10月13日
安倍改造内閣の閣僚19人のうち15人が所属している「日本会議」は、愛国主義的な教育を推進し、戦時下の日本がアジアで行った軍事行動に関する自虐史観を終わらせることを目指して1997年につくられた団体である。

アメリカCNNテレビ2015年2月27日
安倍首相のコアな支持層は、果たせなかったことを果たすよう熱望し、「日本会議」(日本版ティーパーティ)のような反動的グループが安倍内閣を牛耳り、歴史観を共有している。

オーストラリアABCテレビ2015年12月3日
「日本会議」とは、日本の政治を作りかえようとしている極右ロビー団体である。安倍首相以下、閣僚の8割および国会議員の半数が名を連ねている。「日本会議」は超国家主義的で歴史修正主義的な一連の目標、天皇の権威の復権、女性の家庭への従属、そして再軍備を掲げている。

フランス「ルモンド」2015年6月26日
「日本会議」とは、安倍首相も所属し、1930年代の日本帝国主義を擁護する強力な超国家主義団体である。

と、どこの主要海外メディアもほぼ同じ見方である。
知らぬは、単純に経済的安定を求めている多くの従順な国民だ。
アジアからの見方は紹介されていないが、日本から多額の経済援助を受けている国はストレートに言えないだけで、結構冷静に、「日本がおかしくなったら、中国や近隣諸国や多国籍企業と結び付きを強めて、日本とは距離をおこう。」と考えているだろう。

習近平に至っては、先日「安倍首相は優秀である。」と持ち上げるコメントを発していたが、恐らく、本音は全く逆で「安倍首相と日本は時代認識がずれていて、早晩自壊する。そして、中国こそアジアの、世界のリーダーになる。」と考えていると思う。
要するに、見切っている訳だ。

いや、人ごと、笑い事ではない。このまま安倍政権が続いて憲法改正されたら、何も分からない国民がオリンピックボケで賛成票を投じたら、もう自壊の道を後戻りすることはできないだろう。

安倍首相は、戦後最高の厚顔無恥総理大臣として歴史にその名を止め、責任者達は、名指しされないように声を潜めて桝添氏のような生活を送るだけですむが、国民は、世界中の嘲笑に耐えながら「あれは、一部の狂信的なグループが主導したことで、日本国民は犠牲者です。」というのが精一杯で、その狂信的なグループが主導したことを止められなかった良識のなさに対して、未来世代に詫びながら、死ぬまで後悔の念を抱き続けるだろう。

もう猶予はない!

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