第2話「交通事故現場対応マニュアル」

「知っていればこうはならなかったのに…」という後悔の言葉を吐かなくて済むように、交通事故直後にやるべき5つのことを押さえておきましょう。

事故の当事者になってしまったら、もう、そのこと自体の後悔をしても意味がありません。適切な事故処理は、あなた自身の利益を守るための第一歩となります。身を守る知識(転ばぬ先の杖)を紹介します。

(1)被害者救護
被害者を救護し、安全な場所に移動させましょう。救命と安全確保はすべてに優先します。

(2)救急車と警察への連絡
事故発生の事実、場所(住所)、ケガ人の状況を伝えましょう。

(3)相手の確認
氏名・住所・電話番号、車のナンバー、任意保険会社を確認してください。当然ですが、その場で相手方と過失割合や補償に関しての交渉をしてはいけません。そうした交渉は、事実確認が終了した後で、自分にも過失がある場合には、加入している保険会社を代理として行います。

(4)証拠保全
写真撮影、見取り図作成、事故態様に関するメモなどを、可能な限りしましょう。現場は、刻一刻状況が移り変わります。事故直後の状況は、数時間後にはすっかり失われるのが普通です。証拠保全のための写真は、事故直後のありのままの姿を表す決定的証拠となります。

さらに、以下の種類を撮影しておくと、証拠としての価値が高く、あなたの強力な味方となってくれるでしょう。
・タイヤ痕の位置と形状 ・ガラスや部品の落下位置 ・車両の停車位置と角度
・相手車の損傷(複数アングルで) ・ガードレール等の損傷(複数アングルで)
警察の現場検証が、あなたに味方するとは限りませんので、自分自身で写真を始めとする証拠を残しておくことは、後で極めて重要な役割を果たす筈です。

それから、現場で、もし事故の目撃者がいたら、氏名と連絡先を教えてもらいましょう。あなたの主張を裏付ける決定打となる証言をしてくれるかもしれません。(例えば信号の色など)

これは実際にあった話ですが、ある人が青信号を直進していた時、赤信号を無視して直進してきた車と事故を起こしました。事故直後、信号無視を詫びた相手方でしたが、実況見分が始まると態度を豹変し、「自分は青信号だった。」と主張し始めました。
結局、保険会社同士の示談交渉でも相手方は折れず、不利な過失割合での決着となりました。
こんな時、事実を証明してくれる第三者の証言があればとても助かることになります。

(5)自分の保険会社へ連絡
任意保険会社事故受付フリーダイヤル、及び、代理店担当者へ電話しましょう。

*実況見分
警察による実況見分は「実況見分調書」に記録され、後で過失割合を決める決め手になるので、自分の過失について、安易に認めずに、はっきり主張しましょう。

本記事の保存版です。

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