第4話「ウソの科学」

ウソをつくのは容易い。ウソはただです。
一方、ウソによって、時に、莫大な利益を手にすることが可能になります。

こんなにコストパフォーマンスが高い手段は他にはありません。相手が信じたら勝ちです。儲けです。
ウソをつくことによる自分の実損は、ほとんどありません。
こんな有利な手段を、利己主義者が、良心から、自制するでしょうか?

利己主義者は、利益のために、ウソを駆使します。
良心から自制することはありません。
利益を求めて、ウソを駆使して、人を騙す。
ウソつきは、間違いなく、悪意の持ち主です。


ウソ5法則

検証してみると、多くのウソに共通する特徴があることが分かります。
ここで、ごく最近話題となった舛添前東京都知事のウソを例として、検証してみます。

舛添氏は、就任前の平成25,26年に千葉県木更津市のリゾートホテル「龍宮城スパ・ホテル三日月」での政治資金を計37万円支出していましたが、これを「家族旅行中に部屋を会議に使用した」ために計上したと弁明。
当初5月13日の定例会見では「いずれも事務所関係者らと会議」とし、記者の質問には「1時間だったか2時間だったか終日か記憶していないが、昼間に相当やったという記憶がある。(人数は)そんなにたくさん入らない。数十名入る部屋ではない」としていた。
ところが、6月6日の調査結果の発表になると「相談相手である元新聞記者の出版社社長と、それぞれ数時間程度、面談していた」に変わっていた。 

法則1)ウソはその時の都合に合わせて内容が変わる。
ウソは、動かし難い事実ではないので、その時々自分の都合に合うようにアレンジされる。
つまり、事実ではないことを事実として話す場合、動かし難い実像ではなく、実体のない虚像に基づいて話すため、二度目以降において、最初のウソの内容の不整合性を埋め合わせるための微調整機能が働く。

法則2)ウソは第2、第3のウソを産み、拡大生産される。
最初のウソの内容に疑念を抱かれると、その疑念を打ち消す要求が高まるため、ウソの内容の根拠を示さなければならなくなる。
当然、本来存在しない根拠を示す訳なので、第2、第3のウソを産み、ウソは拡大生産されていく。

法則3)ウソには、リアリティや説得力がない。
正月、家族旅行、リゾートホテルというシチュエーションで、わざわざ支援者(知人)を呼び出して会議をするという話に、違和感なく具体的イメージを描き、論理的に納得することはできない。

法則4)ウソつきと社会的地位には相関関係がない。
詐欺師、一流企業、政治家、デザイナー、ニュースキャスター、東大卒…。
ウソつきと社会的地位は、無関係です。

法則5)ウソつきは確信犯である。
「実はウソでした。ごめんなさい。ご迷惑をおかけしましたから償います。二度とウソをつきません。」
と言われたら、多くの人が、「しょうがないな。分かった、許そう。」となります。しかし、実際には、ほとんどのウソつきは、白状も反省も謝罪もしません。ウソつきは確信犯なのです。


信じることの危険

私は、述べてきたように、裁判を経験するまで、人を、企業を、日本社会を、基本信じていました。
しかし、裁判をきっかけとして、ウソつきが、想像以上に多いということが分かりました。騙されていても気付いていないだけというケースも、珍しくありません。

安易に人や組織を信じてはいけません。ウソつきは、利益のためなら、平気でウソをつきます。ニュースの世界の話ではありません。身近に、日常的に、ウソつきはいます。
人生において、人を信じることは重要なことですが、信じるに値するかどうかは、十分に検証してからでも、決して遅くはありません。

検証する時、根拠を確認してください。具体的根拠がない時、ウソの可能性があります。あなたを騙すための、誘導の可能性があります。
何故そう言うのか、何故そう勧めるのか、信じる前に、必ず具体的根拠を確認しましょう。

友人だから、大企業だから、いい人だから、…だから、検証しないで信じたら、とても危険です。
ウソの被害者にならないために、もし、偶然このサイトに出会ったら、是非、掲載情報を役立ててください。
それから、もし、周りに、困っていたりピンチの人がいたら、是非、このサイトのことを教えてあげてください。

あなたが、ウソの被害者にならずに、充実した人生を歩むことを願っています。

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