第2話「悪魔の生命保険、アカウント型の正体」

日本生命「みらいのカタチ」、第一生命「堂堂人生 → 順風ライフ」、明治安田生命「ライフアカウントLA」、住友生命「ライブワン → Wステージ」と言えば、あの悪評高きアカウント型保険の商品名です。
商品名だけ聞けば、どんなにすばらしい保険なのかと想像してしまうネーミングの傑作揃いだと思います。

アカウント型保険の正式名称を、「利率変動型積立終身保険」と言いますが、これもまた、誤解を招きやすい名称です。
まず、「利率変動型」ですが、従来契約時の予定利率を約束していたのが生命保険の特徴でしたが、国内大手生保は、その約束によって、低金利経済の下、運用利率が予定金利を下回るという、いわゆる「逆ザヤ」に苦しんできたために、約束をしないことにしたのがこの「利率変動型」です。
簡単に言えば、運用が悪い時には保険の貯金部分の利率も下げますということになります。

それから「積立終身保険」ですが、満期までに積み立てるいわゆるアカウント部分が「えっ!」と驚くぐらい少額なのがアカウント型保険の特徴です。
しかも、「終身保険」という名称ですが、何と満期まで終身部分は”ゼロ”です!これでも堂々と「終身保険」という名称を付ける厚かましさには、驚くしかありません。

さて、各社のどの商品でも”おぞましい”という表現がピッタリの内容ですが、以前私がホームページの試算機能を利用して、他社の通常の商品と比較したことがあります。この時、試算しやすさから選んだのが住友生命「Wステージ」でした。
結果は下の表の様になりました。

ご覧頂いた通りです…。
さすがに今は慣れて驚かなくなりましたが、最初にアカウント型保険を分析した時は、やはり呆然としました。
しかも、Wステージのもうひとつのタイプは全てがこの1.5倍の数字、つまり、1500万円がほぼ掛捨てという内容です。

アカウント型保険は各社同様な内容であり、どのアカウント型も凄まじい資産搾取保険です。
私は、アカウント型保険に対しては、知った時以来変わらぬふたつの感想を持っています。

「よくこんな保険を、お客様に売れるものだ…」
「金融庁は、よくこんな保険の販売を認めたものだ。」

悪魔の生命保険、それがアカウント型保険の正体です。

因みに、第一生命「堂堂人生」については、元セールスレディが次のように話しています。

私は、元第一生命のセールスレディです。 6年間勤めましたが、3ヶ月前に辞めました。 今回、第一生命についての内容だったので、追加で報告させていただきます。

>◆堂堂人生は欠陥商品?◆―――――――――――――――――――――

・あの堂堂人生ですが、とんだ欠陥商品です。  というか、詐欺です。  もろに、保険会社の利益を優先させた保険なのです。  私はそれが原因で第一生命が将来つぶれないか不安です。

>◆その理由は「更新型」終身保険にあり◆――――――――――――――

・なぜ堂堂人生が欠陥商品なのか?  新聞には、80万件売れた、とかって大々的に広告打ってますが、  たぶん80万件のうちの76万件くらいは、客は満足に説明を受けていな  いはず。ほとんどの人は、「三大疾病にかかったら、その後保険料がただ」  の一言で、「素晴らしい保険だ」と思っているでしょう。

確かに、「三大疾病にかかったら、その後保険料がただ」になる、  保険料払込免除特約はまあいいとしましょう。  しかし、しかしです。  問題は保険の仕組み自体にあります。  あの保険は、普通の定期付終身保険と違います。  終身移行保険といいます。たぶん、第一生命しか出してません。  この終身移行とはなんなのか?これが怖い。  この保険は10年更新しかできません。  10年ごとに、予定利率が会社の好きなようにかえられます。  終身保険はありません。  「生存給付金」という形で、10年に1度お金が出るように設定します。  10年ごと出るそのお金をためておいて、例えば30年後とか、  70歳になったときとかに、一括して終身保険を一時払いするのです。  しかも、そのときの予定利率で。

だから、加入時に、終身保険がいくらになるかはわかりません。  設計書には、大きな字で書いてありますが、隅の方に小さく、  将来変動する可能性があります、と書いてあります。  だから、30年後、バブルのときのように利率がよければ、  終身保険をたくさん買うことができて、まあよしですが、  今みたいにお寒い状況だと、減るかもしれません。  70歳とかになって、ああ不況だから終身保険少なかったね、でいいんでしょうか?

かなり、「かけ」です。これは。  今でも、従来の定期付終身保険に「更新型」だと知らずに入った人から、  すごくクレームが来ていますが、これはそれ以上でしょうね。

>◆減額しずらい堂堂人生◆―――――――――――――――――――――

・それと、あの保険、減額がむちゃくちゃしづらいです。むちゃくちゃ。  加入時に生存給付金を設定すると先ほど述べましたが、これは最低10万から設定できます。  そんで、掛け捨ての定期保険を最低2000万以上で設定します。  生存給付金のところは、少なくしていた方が保険料が安い。  だから、設計するときはみんな10万とかにして、安くします。

保障が3000万までは、生存給付金10万でいいんですが、  4000万とか5000万になると、10万ではエラーがたってしまうので、  (いろいろ規定がある)、15万とか20万にします。

で、実際減額するとき、普通は定期保険を500万、とか減額できるのですが、  堂堂人生はできません。定期保険のところと、生存給付金のところを、  同じわりあいに減額しないといけないんです。

だけど、生存給付金10万円以下には下げられません。

と、いうことは、3000万の保障で、生存給付金10万に入っている人は、  一円も減額できないということになるのです。  もう、解約するか、がまんして続けるかしかありません。

実際、これに入った若者の両親が亡くなり、  受け取る人がいないので保障を減額したい、医療保障は残したい、  という申し出があったのですが、一円も減額できませんので、  つい2ヶ月ほど前に入った契約を解約するはめになった人がもうすでにいます。

>◆更新すると馬鹿高い堂堂人生◆――――――――――――――――――――

・それに、この保険は更新するとばか高い。  保険料払込免除特約は、この保険にいくらか保険料を積めば、  けっこう安くつけられますが、なんで安いかっていうと、  結局三大疾病にかかって、その後何ヶ月後かになくなる人の方が多いからです。

第一生命が負担する保険料は、何ヶ月分かですみます。  だから入るときは安くても、10年後、更新したときの値段、びっくりします。  「このまま保険を変えない人はいないですよ、そのときにこんなふうに変えられますよ」

というのがセールストークですが、  「こんなふうに」というのも、あくまでも現在の利率であったら、ということで、不確かなのです。

予想できないリスクに備えるのが保険なのに、保険自体が予測できないものなのです。  これで安心できますか?

ほとんどのセールスレディは、これを説明せずに売ってます。  っていうか、知りません。  そんで、セールスレディ自体、1~2年で辞める人が多いですから、  あとでいくらクレーム言ったって無駄なわけです。

堂堂人生、気をつけてくださいね。

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※補足

・何度もいっている様に『三大疾病』等の生前給付は殆ど支給されない。 ・転換の場合、終身移行後の買い取り終身の額に注目。  かなり終身が少なくなるのです! ・5000万以上の契約は手当てがいいので、この金額を持ってくるケースが多い。 ・最近では『堂々人生レディ』とか親が介護になった時保障するとかいろい  ろパターンが出ていますが、『フ・ザ・ケ・ル・ナ!』ってなもんです。  そもそも女性が死亡保障をかける意味があるんかい!  介護っていっても『180日以上介護の状態が続いたら・・・』と、国の  障害者認定1級よりも条件が厳しいですからねぇ。。。

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にしても、サギ同然の商品がなんて多いんでしょうね、国内生保は。 ん~。

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