第1話「生命保険の目的」

私たちは「もしかしたら…」という不安を感じながら生活しています。
その不安の大部分は万一時の”お金の不足”による不安です。
保険は、そんな不安を取り除く、万一時に必要となる資金を確保するための有効な手段のひとつです。

保険会社のパンフレットには、どの商品も、所狭しと保障の必要性が並んでいます。
不安にかられればかられるほど、保障が必要という価値観が刷り込まれます。
その結果、不安を解消することが目的化し、本来必要な保障額をはるかに超える生命・医療保険に加入することによって、逆に実生活を犠牲にするという、本末転倒の、馬鹿げた選択をしている例が溢れています。

さて、そのような無駄を避け、賢い選択をするにはどうしたらよいのか、100%契約者の立場で、基本からご説明します。

まず、生命保険がカバーする保障の種類とは、具体的には、死亡保障、医療保障、介護保障、老後保障の4つになります。
それぞれの保障をさらに具体的な資金目的別に見ると、以下の図のようになります。

右側の使途目的を見ると、それぞれに理由があることがよく分かると思います。どれも大事ではないものはありません。

ところで、上記の保障は実は2グループに分かれます。”万一”かそうでないかです。
死亡・医療・介護が万一であるのに対して、老後は”ほぼ確実”にやってきます。
つまり、死亡・医療・介護に関して言えば、大きな借金や自分が事業を経営している場合は別として、”万一”の時の必要最低額以外に考慮すべきことはありません。
本末転倒にならないために、まず、この点を忘れてはいけません。
ある意味、歳をとってもずーっと健康なら、医療保障や介護保障(のコスト)は、完全に無駄になる可能性もあるのです。

したがって、大多数の普通の人にとって、最も考慮すべきは老後保障であると言ってよいでしょう。
また、そう考えると、生命保険は一手段であり、唯一であるとか、必須ではなく、あくまでニーズを満たすための選択肢のひとつであるという本質から離れないのではないでしょうか。

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